アサイーが京都の和菓子に?老舗2店が挑む「和サイー」の意外な組み合わせ

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アサイーといえば、果物やグラノーラを盛りつけた、あの鮮やかなボウルを思い浮かべませんか。

ところが、次にアサイーが出会ったのは、京都の「こしあん」でした。

しかも手を組んだのは、明治時代から続く京菓子司「末富」と、江戸時代に創業した「亀屋良長」。2026年11月6日から3日間、京都の東本願寺前で、アサイーを使った新しい和菓子「和サイー」がお披露目されます。

なぜ、遠いブラジルに縁のある果実が、京都の老舗和菓子と組み合わさったのでしょうか。

アサイーは「甘い果物」だと思っていませんか?

私たちが街で見かけるアサイーボウルは、果物や甘いトッピングと一緒に提供されることが多いものです。その印象から、アサイー自体にも強い甘みや酸味があると思いがちです。

ところが、今回の企画を発表したフルッタフルッタは、アサイーそのものの特徴を、甘味や酸味よりも食材のコクを深めるところに見いだしています。

そこで出会ったのが、和菓子の主役の一つ、あんこ。甘さをただ足すのではなく、もともとある小豆の味に奥行きを加える。そんな発想から、老舗の職人たちは、昔ながらの菓子を新しい姿に仕立てました。これは発表内容から読み取れる今回の開発の狙いです。

末富のモナカは、あんこの余韻で勝負

一つ目は、1893年創業の京菓子司「末富」が手がけるアサイーモナカ。

発表によると、伝統的なこしあんにアサイーを合わせ、小豆のうまみにフルーティーな香りが重なる味わいを目指したそうです。

モナカといえば、皮の香ばしさとあんこの甘さ。その親しみのある組み合わせを大切にしながら、後味に少し違う表情を加える。見慣れたお菓子が、どんな余韻を見せるのか気になります。

3個入りで税込1,000円。なお、実際の味については発売前のため、ここでは発表された説明を紹介しています。

亀屋良長は「烏羽玉」にパッションフルーツを

もう一つは、1803年創業の「亀屋良長」が作る烏羽玉(うばだま)アサイーです。

烏羽玉は同店の代表銘菓。今回はアサイーを練り込んだ白こしあんを、一口大のつややかな菓子に仕上げました。さらにパッションフルーツをアクセントに加えたといいます。

同じアサイーなのに、末富は小豆のコクと香り、亀屋良長は白あんと果実の甘酸っぱさ。二つの老舗が、それぞれ違う答えを出しているところが面白いのです。

こちらは6個入りで税込1,000円。伝統的な名前を残しながら、新しい素材を受け入れる姿に、和菓子の懐の深さを感じます。

きっかけは、京都とブラジルをつなぐ交流

そもそも、どうしてこの組み合わせが生まれたのでしょうか。

フルッタフルッタによれば、企画は東本願寺の大谷門首との縁から始まりました。京都で開かれる交流イベント「Matsuri Crossing KYOTO X BRASIL」で、新しい和菓子として披露されます。

アサイーを扱う会社、京都で長く菓子を作ってきた職人、そして日本とブラジルの文化交流。この三つの接点がなければ、モナカとアサイーは出会わなかったかもしれません。

ここで大切なのは、「伝統を変える」ことと「伝統を捨てる」ことは違う、という点です。こしあんや烏羽玉の技を土台に、これまでとは異なる素材を受け入れる。その挑戦こそ、今回のニュースの読みどころではないでしょうか。

どこで買える?販売は11月6日から3日間

発表されている販売予定は、次のとおりです。

  • 日程:2026年11月6日(金)〜8日(日)
  • 時間:各日11:00〜21:00
  • 場所:京都・東本願寺前市民緑地「お東さん広場」のフルッタフルッタ特設ブース
  • 商品:末富「アサイーモナカ」3個入り税込1,000円、亀屋良長「烏羽玉
    アサイー」6個入り税込1,000円

数量限定で、売り切れや購入制限の可能性もあります。11月7日13時30分からは開発関係者によるトークセッションも予定されています。来場前にはイベント公式サイトで最新の案内をご確認ください。

なお、同じ「和サイー」という企画では、11月6日からかっぱ寿司で展開される別の期間限定スイーツも発表されています。京都の老舗2店による和菓子と、かっぱ寿司のスイーツは別の商品なので、購入先を混同しないようにしましょう。

伝統の味は、出会いによって広がっていく

最初に「アサイーとこしあん」と聞いたとき、意外な組み合わせに思えたかもしれません。

でも、末富のモナカと亀屋良長の烏羽玉には、素材の特徴を見極め、今あるおいしさを生かすという共通点があります。

「昔からあるもの」は、ずっと同じ形でなければいけないわけではない。

そんなことを、小さな和菓子が教えてくれるようです。

次にアサイーの名前を見かけたときは、鮮やかなボウルだけでなく、京都のあんこも思い出すかもしれませんね。


記事の出典

※記事中の味の表現は、発売前の企業発表に基づく説明です。実食レビューではありません。最終確認日:2026年11月5日。

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