カメラ

ミノルタのオールドレンズMC TELE ROKKOR-PF 135mm F2

最近、オールドレンズに凝ってしまって、オールドレンズ沼にハマってしまってます。
でも、幸せを感じてるので、沼から救出されたいと思わないのが不思議なものです。

今回もミノルタ。
海外の高級オールドレンズも魅力的ではあるのですが、日本に活気があった頃のレンズが好き。
欧米列強に追いつけ追い越せと先人達が腕を競い合ってた頃の製品って素晴らしいものが多いと多います。

そんな世界を驚かせた日本のレンズ達に出逢いたいとの思いから、ミノルタのレンズに着目して選んでみました。
本来はあまり望遠レンズには興味が無かったのですが、これしか無かったので仕方なく買ったものの結果、大正解でした。

それでは、ご興味のある方は読み進めて下さい。

初めてHARD・OFFに行ってみた

中古レンズというものがカメラ屋さんだけでは無く、HARD・OFFでも置いているという事を最近しりました。
特に、カメラ専門店では無いので、お得なレンズがコッソリ売られてるという事を知ったので、これは行ってみたいと。
更に、ジャンクコーナーには多少カビてはいるものの、少し清掃すればお宝発見とばかりにワンコインで名玉が手に入るという楽しみも有ります。

ネットではそういうオールドレンズ収集の強者がしっかりと良いレンズをゲットしているようですね。
僕も遅ればせながらHARD・OFFとやらへ行ってみようとGoogle マップで場所を検索。
大体の目星を付けて1店目に行ってみました。

店内に入ると、目立つ商品がオーディオ系。
スピーカーやアンプなど、割と大き目の目立つ製品がドカ!ドカ!!と置いてありました。
BOSEの業務用スピーカーが置いてあったので、ついつい欲しいなぁなんて・・・

あ!俺はレンズを探しに来てるんだ・・・
と、思わず違うものを買いそうになってしまいます。

さて、カメラコーナーを探しますが、ガラスケースに少々入っているだけで多少ガッカリ。
お目当てのオールドレンズが果たして置いてあるのかも疑問です。

もう誰も使わなくなったような中途半端なコンデジ。
一眼レフのフィルムカメラだけど中途半端に新しい機種。
あぁ、これじゃぁ無いんだよなぁ・・・と思いながら陳列棚の少し下に、オールドレンズが数本置いてありました。

気になるレンズはあるが、内容が分からない

棚には15本くらいのそれらしいオールドレンズがありました。
ガラスケースに収めてあるので、手に取れません。
レンズがどういう種類かを見ようとしても、こっちに向いてないものや前玉を下にしてるものもあるのでメーカーや焦点距離が分からなくて困りました。

15本の内、気になるのは3本。
他のレンズはF値が大きもので大して必要では無いのでスルー。

少しして、店員さんにガラスケースの鍵を開けてもらって調べた結果、今回のミノルタのオールドレンズMC TELE ROKKOR-PF 135mm F2.8を見つけました。

お値段税込2000円。
事前情報を知らなかったので、多少高いかなと思いながらも購入しました。

折角、店舗まで来たので・・・という理由が大きかったです。

買ってからその貴重な事に気付く。

焦点距離が135ミリでF値が2.8なので比較的良いレンズかも・・・と思って購入しました。
後玉に多少カビがあったのですが、まぁ、許容範囲です。
自分で清掃するためにも練習台にしてやろうと思ってました。

α7IIIに取り付けた状態です。
今回もマウントアダプターはK&F CONCEPTのものを選んでます。
かなりリーズナブルなマウントアダプターで品質も良いので気に入って使ってます。

多少長くなるので手振れが気になりますが、日中なら割と撮れました。

で、このレンズをネットで調べてみると。。。

Minolta Auto Tele Rokkor-PF135mm F2.8

発売は 1966年4月21日
重量 450g
発売価格 21,500円

大卒初任給
1966年 昭和41年 24900円
24900円÷21500円=約1.16 (1.1581)

2020年の大卒初任給
210000円×1.16=当時の感覚 243600円
消費税10% 267960円

こう考えると、26万円のレンズなんて、SONYで言うとGMレンズクラスじゃないですか!

という事でこのレンズの価値を改めて感じて、印象がガラッと変わったレンズでした。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00LECYONM” title=”K&F Concept マウントアダプター Minolta MD MCレンズ- Sony NEX Eカメラ装着用レンズアダプターリング マ…”]
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00R6C86JW” title=”Minolta MC TELE ROKKOR-PF 135mm f2.8 1:2.8″]

少しカビがあったので・・・魔が刺した

後玉に多少気になるカビがありました。
上の写真ではカビは清掃後なのでカビてません。
しかし、このカビ清掃で大事な部品を落としてしまったんです。

後玉を外すために精密ドライバーで蓋を開けたのですが、その場所が違ってて、開けなくて良い所を開けてしまいました。
そして、何を思ったのか、レンズをひっくり返した時に部品がポロポロ・・・っと落ちました。
銀色の針金の曲がったような部品が数個

ボールベアリングで使うような小さな銀色の玉。
コロコロと転がるのですぐさま小さな容器に入れて事なきを得ました。
多分、落とした全部の部品は回収して小さな容器に入れられたと。
安堵のため息をしました。

後日、直し方を探して自分でやろうと。
しかしですね・・・
ツイてない時はトコトンあるんですね。

部品を小さな容器に入れておいたのですが、それをひっくり返してしまったんです。。。

もう、目も当てられません。
針金の様な部品はテーブルの上にぶちまけただけなので回収出来たのですが、問題は小さな玉です。
これがテーブルの上を走ってしまい、見つけた数は2個だけ。
6個あった玉の2個だけしか見つかりませんでした。

残りは多分、床の絨毯の中に紛れ込んで見つからないようになりました。
あぁ、折角のレンズがジャンク確定してしまいました。。。トホホ。

ミノルタのオールドレンズまとめ

さて、清掃により後玉のカビはほとんど取れたものの、残った部品を付けずにネジを閉めました。

さて、正常に動くのか、撮れるのか・・・
気になる所ですが、今のところ問題なしです。

あの部品、何に使ってたのだろうか?と思えるほど、普通に使ってます。

では、撮って出しの作例を少しだけ載せておきます。
今まで50ミリ辺りを使ってきてたので、最短撮影距離1.5メートルというのが慣れません。
ついつい近づきすぎてピントが合わない。。。

でも、背景を多少圧縮してくれるところが、このレンズの面白さで、背景のボケも素直な感じで良いなと思います。

50年も前のレンズを時を超えて味わってます。
こんなに綺麗に写るので、非常に感動しています。

僕の寿命より、このレンズが長く残るだろうなと思います。
次の持ち主のために綺麗にしておきたいのはやまやまですが、すでにジャンクと確定してしまったので、非常に勿体無い気分で仕方ありません。

次は逆光で撮影してハレーションやゴーストなんかも楽しみたいですね。

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