α7IIIを手に入れてから、オールドレンズ沼に完全にハマりました。
まだ低価格な、手を出しやすいものだけを狙って保護しています。
そう、僕にとってはオールドレンズを保護して管理したいんですよね・・・
汚れたレンズを綺麗にしてあげて、必要な人に渡せたら更に嬉しいなと思ってます。
それが出来るまで、しばらく練習と経験が必要になりますが、過去の優れたレンズにもっと触れたいものです。
で、今回ミノルタのオールドレンズMC ROKKOR-PF 55mm F1.7との出会いがあったので、買って帰ってきました。
なぜミノルタのレンズなのか、なぜ海外製のオールドレンズには手を出さないのか?
そんな事を書いてみたいと思います。
ミノルタのオールドレンズの評判は?
Minolta MC ROKKOR PF 55mm F1.7
発売時期 : 1966年8月22日
重さ : 224g
定価 : 14,800円 で販売
大卒初任給
1966年 昭和41年 24900円
24900円÷14800円=約0.6 (0.5943)
210000円×0.6 =当時の感覚 126000円
消費税10% 138600円
こうして考えると、今新品で買えたとして価値的に13万円超えという。。。
なかなかの高級レンズじゃないですか!と改めて思いました。
購入場所は京都駅近くの「カメラのキタムラ」。
店内はこじんまりとしていますが、商品が綺麗に陳列されているので、安心して購入出来ますし、カメラに慣れたスタッフに相談しながら買い物もできます。
一番良いなと思ったのが、売ろうとしないところです。
初めて行った時は多少警戒していたのですが、今では安心して店内に入れます。
時々、お値打ち品があるのでチョクチョク確認しに行きたいなと思ってます。
癖のあるオールドレンズが欲しい
今回購入したのはミノルタのMC ROKKOR-PF 55mm F1.7というモデルになります。
50年以上前のレンズという事で、レンズを確認しましたが、変な曇りやカビは見当たらないので即購入を決めました。
というのも、価格が3000円でお釣りがくるという非常に買いやすい値段というのもあります。
自分としてはあまり事前情報も無く、ただ単純にミノルタというメーカーがあったという程度。
逆に、3000円で買ったのでそれなりのレンズという意識でいました。
そして、マウントアダプターを取り付けて試し撮りをしたら、素直なレンズの描写に驚きました。
これ、癖がなく非常に写りが良いので驚きました。
当時のミノルタレンズは緑のレンズと呼ばれる。
グリーンのコーティングを施したため、そう呼ばれるようになったそうです。
その後、ミノルタはカメラシェアを広げてかなり売れまくった時代がありました。
その名が世界を轟かせた頃、アメリカの電子メーカー「ハウエル社」がMINOLTAのオートフォーカス技術が抵触していると訴訟を起こします。
結果ミノルタが敗訴、そこでの多額の損害賠償請求が元で経営が傾き、コニカに吸収合併されて行きます。
日本メーカーが売れると欧米列強は裁判を使って言い掛かりを付けてコテンパンにやっつけに来るんですね。
SONYα7IIIにはうってつけ!
ミノルタがコニカと合併し、コニカミノルタという社名に変わりました。
コニカは複合機やオフィス製品を製造してたメーカー。
まだ子供だった僕は「長い名前になったなぁ」なんて思い撒いたが、上記の訴訟の事など知りませんでした。
その後、SONYがコニカミノルタのカメラ事業を買収。
現在に至ります。
ラジオからテレビ。
レコードからCD。
ビデオテープからメモリーカード。
時代の流れが早く、大きな企業が守りを固めると時代についていけなくなるのでしょうか?
純粋にカメラを作ってた企業は生き残り合戦に打ち勝つ事ができない時代になったのかも知れませんね。
そこでSONYがカメラ事業を守ったのかも知れないと思いました。
SONY自体も外資系の株主にコテンパンにやられて、製品開発費を削られたり、売れない製品を作らざるええない事態になって、本社ビルを売却したり、パソコン部門を切り離したりと、痛い目にあってます。
SONYは今ではPlayStationや生命保険など広範囲に事業を広げて成功しているので、何とか息を吹き返しましたね。
これからのSONYのアルファシリーズには期待しています。
もうすぐ、α7SIIIも発表されますからね。
ちょっとお高いカメラになりそうですが、僕の理想に近いカメラだったら手に入れたいなと思ってます。
そんなミノルタのオールドレンズMC ROKKOR-PF 55mm F1.7はある意味、α7IIIなどのαシリーズで言うと純正レンズなのかなと思ってます。
暫く、日本製のオールドレンズを探します。
今、手元にあるオールドレンズは5本になりました。
まだ、記事にしていないレンズが1本あるので、後日記事にしたいと思ってます。
最初はCanonのオールドレンズ3本。
今はMINOLTAのレンズが2本(1本は後日)になりました。
背景ボケの面白いレンズも欲しいなと思ってますが、今はメイドインジャパンのレンズをもっと知りたい。
昭和の名工達のレンズを味わいたいという気持ちが高いです。
あとはNikonのオールドレンズも探そうかと思ってます。
NIKKORですよね。
これも良いレンズがあると聞きます。
僕のオールドレンズの旅は始まったばかり。
これから、どんなレンズ達と出会うのか、今から楽しみでなりません。
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