京の冬の旅スタンプラリーって知ってますか?
京都駅ビルの観光案内所で知ったのですが、チラシがあってですね、それを見ると指定の場所でスタンプをもらうと、粗品か近くの休憩所?でお茶がもらえるそうなのです。
時間が作れたので先日行く事にしました。
普段僕が行かない場所が良いと言う事で「今出川駅」近くに決定。
その理由は?
そんな事を記事にしてみました。
京の冬の旅スタンプラリーで今出川方面に行きました。
まず最初に行ったのは「三時知恩寺」という所。
いつも行くお寺や神社って割と規模が大きいのです。
そんな感じを勝手に想像しながら建物や景色を動画に収めようとジンバルまで持って行きました。
そしたらですね、もう、撮るところが無いほどこじんまりした場所だったのです。
入館料600円を払って、中の撮影を確認すると当たり前ですが、写真撮影は出来ない事でしたので、渋々入りました。
ここは尼寺で昼の三時に修行する所という事から名称に三時という文字が入り呼ばれたそうです。
そんな尼寺には普段から観光客もそんなに来ないのかな?って感じがしました。
建物も古いので所々傷んでいます。
改修というよりもその場しのぎの修繕が多いですね。
中に入ると展示物などの説明をしてくれるスタッフが待ってくれています。
一つ一つ丁寧にその歴史や背景なども併せて紹介してくれます。
流石に訓練されてますので、流暢に話を進めてくれますので飽きませんでした。
そして、話の途中であっても質問を聞いてくれるのが良かったと思いました。
これが、自動的に流れるアナウンスだと質問など出来ませんからね。
知識欲のある方なら満足出来るのではないかなと思います。
京都に住んでても知らなかった
僕はずっと京都に住んでいます。
ですが、こんなキャンペーンというか、企画ものは知りませんでした。
次は光照院です。
道順を考えてこのコースにしました。
初めて行く所という事と、割と街中の細い道を歩くので、初めての方や地図が苦手な方は迷うかも知れません。
一応、プラカードで案内はあるものの、それ自体が小さいので見落とす可能性があります。
ここでの印象は、パッと見た感じは歴史を感じませんでした。
というのも、正面に見えた建物の屋根が瓦葺きでは無かったからかも知れません。
常盤会館という建物で中はガランとした広い会館。
公民館の大きな感じというイメージでした。
正直?みたいな、何が良いの?みたいな感じだったんです。
でもね、ここの説明をしてくれる方がまぁ〜上手なんですよ。話が。
見たことも無い世界なのにイメージしてしまう。
勝手に、自分が今までテレビや映画で見た時代劇などをこねくり回して映像が見えて来るんですよね。
チョット不思議な感覚でした。
そして、一つ残念というか勿体ないというかなんですけど。
2019年の台風の被害で屋根が破損しているんですよね。
これが早く修復出来れば良いのですが、なかなか思うように行ってない感じを受けました。
そして、ここでも写真撮影は禁止されてるので、ここ以降撮れません。
中に、大きく広く枝が伸びてる桜の木があったのですが、春にるとそれはそれは綺麗に咲くだろうなと楽しみでなりません。
常盤会館の中に敷いてある赤いカーペットがあるのですが、これが凄かった。
明治時代のカーペットだと説明を受けたのですが、正直最近張り替えたと言っても良いほど古さを感じないんですよ。
日頃から掃除を丁寧にされてるなかなと想像したりしてます。
そして、天井から吊り下がってる照明も当時のものは残り3個、後は付け替えられてるもの暗いので足されてるものになっています。
その当時のものは壊れてしまうと部品が無いので治しようがないそうです。
壊れてしまったら渋々違うものに取り替える事になるそうです。
これも残念な事だなと思いました。
これらも国宝レベルなら修理されるのでしょうね。
次は宝鏡寺です。
これで3つ目のお寺になります。
ここも中は撮影禁止なので写真は撮れないのですが、唯一お庭は撮影しても良いとの事でカメラを出して撮影させてもらいました。
天皇ゆかりのお寺なので、菊の御門が所々に刻まれてます。
手すりの所の金物に菊のマーク16花弁ですね。
こういう所、結構気になります。
本当の歴史が知りたいんですよね。
この庭の奥に住宅が見えてしまうので雰囲気は多少下がってしまうのですが、この大き目の木はモミジなんだそうです。
ですので、秋にここに来ると、それはそれは素晴らしい庭を見ることが出来るそうです。
これまた、楽しみが増えました。
燃えるような紅葉をこの街中の庭で楽しめるのですから、素晴らしいかと思います。
この廊下の左側が撮影禁止の場所です。
そこには丸山応挙の作品などが展示されています。
非常に興味がそそられるのます。
250年も前の人が描いた作品を楽しめるって凄い事ですよね。
博物館レベルのものがガラスを通さず肉眼で見せて貰えるなんてラッキーでした。
この庭に、大きな石が地面に埋め込まれてます。
写真でも分かってもらえると思います。
その石は当時の籠を置く場所だったそうです。
大門、中門(写真に見えてる門)を通ってこの石の上に籠が運ばれてくる。
その籠から降りて、この階段を上がってくるそうです。
そんな事を聞くと、当時の方たちがどんな風にこの階段を登って来たのだろうかとイメージが膨らんでいました。
京の冬の旅スタンプラリーオススメ箇所
さて、京の冬の旅スタンプラリーのオススメなんですけど、出来るだけ3つのスタンプが集まるように、そして近くにcafeがあるような場所選びが重要かと思いました。
例えば、今回の僕が行った今出川付近。
そして、僕が次に行きたい東福寺方面。
最後に八坂神社付近です。
この3つのルートだけがスタンプが一度に溜められます。
効率的かなと思ってます。
そして近くに専用のカフェや休憩所があります。
しかし、カフェの休業日を必ずチェックしておいてくださいね。
京の冬の旅スタンプラリーまとめ
あちこち歩いて歴史を感じて楽しんだら、近くの休憩所で抹茶など楽しみませんか?
このサービスは非常に気に入りました。
お寺の拝観料は五重塔を除き全て各600円。
3つ廻るので1800円になります。
最初は1800円も高いなぁなんて思ってましたが、こうして抹茶を頂いた時に、元を取ったななんて思いました。
まぁ、言葉が悪いですが、正直そう思ったんです。
あれだけの歴史的価値あるものを見て、最後に休憩できるなんて素晴らしい体験が出来ました。
平日という事もあり、こんな広い所に、まるで貸切みたいな感じで落ち着いて抹茶が飲めました。
和菓子もしっとりとしていて、甘さも丁度良く、京都の雰囲気までもしっかり味わって来る事が出来ました。
あなたも、京都に来る事が有りましたら、是非今の内なので利用してみませんか?
折角京都に来たならついでにサクッとスタンプ3つ集めて抹茶をゲット。
一石二鳥みたいな話ですが、本当にオススメします。
歴史の話や当時の風習など聞けた事もそうですが、そこいらにある装飾品。
フスマの取手の金具一つでも、作った職人の魂を感じる事も出来ます。
僕の意識はタイムマシーンに乗って遥か彼方の世界を見てきたのかも知れません。
物理的にタイムマシーンを作るのは不可能かもしれませんが、意識レベルではいつでも簡単にタイムマシーンに乗って自由に時空を超えて体験出来るのかも。
そんな事を感じながら過ごした京の冬の旅スタンプラリーでした。
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