2018年の9月4日の台風21号により、我が家も被災してしまいました。
この記事は書こうかどうしようか迷ったのですが、国もようやく支援を始めたので、記録の意味を込めて記事にしてみました。
関西を直撃した台風21号が大きな爪痕を残し過ぎ去りました。
当時仕事中だったため、自宅がどんな事になってるか全く知らず、他人事のように考えていました。
17時になり仕事が定時で終わり、雨も小雨になって来たので安全に気を払いながらゆっくり帰ったのを覚えています。
道の途中、街路樹が倒れたてたり工場の屋根が飛ばされたりと、今までにない台風の脅威に驚いていました。
まさか、自分の家まで被害があるとは家の前に帰り着くまで全く想像していませんでした。
あえて写真は載せませんが、自宅のトタン屋根が吹き飛んでいる様は現実を叩きつけられたかのようでした。
これが台風21号のパワーだと。
回覧板で知ることになりました。
翌日の朝、会社に休むと連絡を入れ、弟と二人で屋根に登りブルーシートを張りました。
これで多少はマシになるだろうと思っていましたが、連日の雨にブルーシートも脆いものです。
雨続きの毎日と夜間の豪雨、雨漏りに追われバケツ、空き缶、雑巾にタオル。
家中あちこちに雨漏りが止まることを知りません。
家の中で初めて傘をさしました。
ストレスも溜まり、困っていたのですが、お向かいの社長さんが崩れた屋根を解体して下さったり、いつも担当してくれてる不動産会社の営業マンの方が早い行動で工事業者の見積もりをとってくれたので雨漏りはやがて収まり、ストレスも軽減していきました。
そんな中、TVアンテナが屋根と共にとんだのでアンテナ線だけでブロックノイズだらけの画面の中に総理大臣が支援金の話を持ち出していました。
いつになることやら・・・
初期動作が遅く、宴会ばかりの政府がやっとのことで記者会見をしていた画像を見ました。
そんな事があってから10月下旬に周ってきた回覧板で、京都市が被災者向けに「京都市被災者住宅再建等支援制度について」というお知らせが入ってました。
これを見た時は心の底から良かったと、少しは助かるぞと感謝しました。
次の日に、保健福祉局保険福祉総務課(庶務担当)に電話を入れ、どのような段取りをすれば、り災証明書を発行してもらえるのかを聞きました。
なにやら、被害があった場所の写真と、自宅の表札の写真を現像又は印刷してそれぞれの区役所に持っていくと良いとのこと。
区役所には「地域力推進室」という窓口があるのでそちらで受け付けますと聞きました。
当時雨漏りだらけの状態をスマホのカメラで撮ってたのでそれをコンビニで現像しました。
ネット予約で10枚までという事なので、取り敢えずの10枚を印刷予約に入れておきました。
うちの場合は台風21号で屋根が吹き飛びました。
回覧板の通知での支援制度には
1 大阪府北部を震源とする地震(平成30年6月18日)
2 平成30年7月豪雨(同年7月5日〜8日)
3 台風第12号(同年7月28日〜29日)
4 台風第20号(同年8月23日〜24日)
5 台風第21号(同年9月4日)
6 台風第24号(同年9月30日)
これらの被害を受けた方向けの通知でした。
しかし、こうして書いてみると、いかに災害が多い年だと思い知らされます。
本当に、自然が起こしたものか疑問に思います。
誰かの不都合を隠すための情報操作に自然災害に見立ててるのかもなんて都市伝説的な事を考えたりしますよね。(え?俺だけ??)
京都市のり災証明書を発行してもらいに行きました。
平日の朝、改めてコンビニで印刷した写真を持って京都市南区役所に行きました。
り災証明書を発行してくれる地域力推進室は3階とのこと。
近くのエレベーターで3階に上がります。
殺風景な3階のフロア
エレベーターから出てすぐ左の通路のドンツキです。
この扉の奥が地域力推進室らしいです。
受付が終わったのですが、資料の写真がもっとあったほうが良いとアドバイスをもらいました。
車で来る場合はこちらから駐車場に入れます。
タイミングが良ければ安心して止められそうです。
まとめ
僕が行ったのは京都市南区役所の地域力推進室という所です。
受付の方のアドバイスでは、住居場所が被災して住めない状況を伝えると申請が降りやすいとの事。
廊下や押入れよりも、部屋の天井や壁、床に被害が多い事を伝えたほうが良いとアドバイスを貰いました。
なので、コンビニで印刷した10枚の写真では第三者が見ても、その酷さが伝わりにくいと言われました。
そこで、現状の悲惨な状況を再度カメラで写し、現像する事にしました。
結果80枚写真を撮ったので印刷代が2400円、100均で写真の入るファイルを購入し写真を入れて持って行きました。
そこでもらった申請書が2通あります。
これらに必要事項に記入しておき、京都市が被害状況を認めるとそれに見合った支援金が支払われるという事です。
こちらは基礎支援金5万円の用紙です。
2枚目は一部損壊・床上浸水以上の被害を認められた場合の加算支援金の用紙です。
先日自宅のポストに入ってた市民しんぶん南区版の市会だより第97号が入っていました。
兵制30年度の補正予算という事で、財政調整基金のなかから議員報酬7700万円をカットし被害に対応する予算として使うとの事らしいです。
そして僕が受けた台風21号の被害対応として8億円ものお金が用意されてるそうです。
今回、沢山の人が被害を受け、ようやく京都市も内容を整えて支援を始めました。
しかし、例えば家が全壊して建て替える程の場合でも300万円しか出ません。
それぞれ、家の大きさや建築方法が異なるものの、一律です。
この辺り、もう少し考える余地があるのでは無いかと思いました。
まぁ、それでも多少なりとも支援頂けるのは有り難いと思います。
僕もこれから、申請をするのですが、どれくらい支援してもらえるのかが気になります。